第5回ロボプロステーション・チャレンジカップ
第5回ロボプロステーション・チャレンジカップに参加してきました。今回、Beautoロボコンという新しい種目が行われました。学習用マイコンボードを使用してのライントレース競技です。VSTONEが大会を開催した元々のきっかけはこの入門者向けロボット工作教室の成果発表のようなものだったそうです。Beautoというのはこの教室で使われるロボットキット製品です。しかし今回はロボット教室以外の参加者が多数を占めました。特に目立ったのはホビー用二足歩行ロボットキットからロボットを始めた人たちです。二足歩行ロボットキットはGUIのものが主ですが、今回大会をきっかけにC言語でのプログラミングを始めた人もいました。最初は初心者対象の大会かと思っていましたが、C言語でプログラミングする人が増え、また事前に練習会が開かれる等、次第に本格的な大会の様相を呈してきました。
ちょうど熱田の森ロボット競技会(ロボトレース競技)が1週間違いであり、良い時期でしたのでマイコンボードVS-WRC003の評価も兼ねて簡単なライントレースロボットを作って参加しました。ロボット名は「風兎2009LT」です。
VS-WRCを使うとはいえ、熱田の森ロボット競技会用ということでそれなりに速く走れるよう、モータードライバは自作しました。理由は別に書いた通りです。Beautoロボコンで禁止はされていないものの規定の網をかいくぐる形ですので、最後まで参加して良いものかどうか迷いました。最悪、参考記録として披露させてもらう程度でも良いかなと思ったのですが、前日見たVSTONE社長の大和氏も全然OKとのことでしたのでそのまま参加させてもらいました。
結果、2位に10秒近い差をつけて優勝してしまいました。アナログ式ラインセンサーを採用してきめ細かな制御を行ったということも一因ではありますが、モータードライバや車体設計といったハードウェア面がやはり大きな要因であったと思います。さすがにちょっとやりすぎたと思い、副賞は最下位だったチームに譲りました。
しかしながら今回は学生以外にもロボット教室の小学生からROBO-ONE常連の社会人、あるいは最近二足歩行ロボットキットを使い始めた人まで色々な層の人にロボットの走りを見てもらい、強烈な印象を与えられたので良かったと思います。というのも、ライントレース競技は多くあるのですがなかなかそれだけを見に行くという人は少なく、同じロボットとはいえコミュニティ間で隔たりがあるからです。二足歩行ロボットから始めた人には学生も多くいましたので、特に彼らにとっては今後のレベルアップ、また二足歩行格闘以外に活動の幅を広げるきっかけになったのではないかと思います。
他の参加者のロボットも、デザインに凝ったもの、走り方に工夫があるもの、「ボクシングファイター」という脚歩行ロボットを改造したものなどどれも非常に個性的でした。そういう意味でまさにロボコンらしいロボコンであったと思います。まだ第一回ということで大会自体の方向性も模索中かとは思いますが、今後も楽しみな大会でした。
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