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2009年12月

2009年12月27日 (日)

Engineer Award 2009 Final

Engineer Award 2009 Beautoロボコングランプリ・ファイナルに参加してきました。私のロボット「風兎2009LT」は準優勝でした。Impress Robot Watchの記事が出ています。大阪の地区大会の模様も出ています。

競技内容は単純なライントレースです。2台の自動制御ロボットが同時に別々のコースを黒線から離れないように走り、先にゴールした方が勝ち進むというルールです。タイムを競うのではなくトーナメント形式で行われる点が特徴で、相手がコースアウト等で失格になれば遅くても勝てる可能性があるというわけです。

コースは直角の曲がり角があり、先を予告する目印等なもないという厳しい条件です。ロボトレース競技と違ってコースを記憶することもできないので単純な走行性能が求められます。曲がり角をオーバーランしないようにするためにおのずと速度に限界があり、これが一つのボトルネックになります。

大会に出場したロボットはBeauto Chaserキットの外観そのままのものもありましたが、多くはフレームを自作するなどの改造が施されていました。VS-WRC003の弱点であるモータードライバは自作してきた人も複数いました。私の風兎2009LTは大阪大会出場時より軽量化し、重心を下げてより速く走れるようにしました。曲がり角を早く検知するセンサーはできるだけ前方に伸ばすのが良いのですが、細かい折れ線の連続するコースに対応しにくくなること、慣性モーメントとの兼ね合い、見た目のバランス、持ち運びの簡便性等を考慮してあえてセンサーは車輪から80mmほどの位置にしました。これは他のロボットと比べるとかなり短いことがわかります。

ファイナルのコースは折れ線コーナーが多く風兎2009LTの得意なコースでした。1回戦、準決勝ともに順調に走行し、準決勝では大会ベストタイムを記録しました。決勝では速度を上げようとして検証が不十分だったモードを使ったところ、逆に3秒ほど遅くなって負けてしまいました。元々の大会の趣旨通り、最後はソフトウェア面が勝敗を分けた形となったと思います。

同時開催の交流会・電子工作コンテストの展示会ではe-cubeを展示しました。これは事前に投稿した映像による審査で「メカロボショップ賞」として選ばれていたものです。授賞理由はおもちゃとしての完成度の高さと、映像から電子工作の楽しさが伝わってきたこと、ということでした。

Beautoロボコンでも知能ロボットコンテストでもそうですが、学生とか社会人とかいった立場の差に関係なく最大限の技術で面白そうなものやすごいと思えるものを作り、見る人に自分も作ってみたいという思い、あるいは技術への関心を持たせるというのがロボットコンテストの意義であり、かつ私の活動方針でもあります。今回はまさにその点を評価されたということで非常にうれしく思います。

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